Riz インタビュー / 今沢カゲロウ
アルバム「superlight」のツアーで来広された今沢カゲロウさんにA1・B1・B2・B3・C1スタジオと5つのスタジオで試奏
していただき、部屋での印象やアンプの使用感などについてうかがいました!
Q.A1スタジオの印象はいかがでしたか?
そうですね、この部屋は贅沢というかリッチというか…機材も充実していて東京でプロの人達が使うスタジオみたいですね。
演奏していても(音が)デッド過ぎず程よくまわるし天井高もちょうど良く 自分の音をしっかりと把握しながら弾けますね。
Q, GENZ BENZ SHUTTLE 9.0を試奏していただきましたがいかがでしたか?
キャパシティがすごいですね、レンジもすごく広いですがしっかりと鳴ってるし、このキャビネットをしっかり鳴らせるのはすごいですね。 またLow-Bまで鳴らしきっているのが嬉しいですね。
Q.6弦ベースを使用されていかがですか?
低音から高音まで安定した鳴り方をしますね。
Q,続いてB1スタジオはいかがでしたか?(HARTKE HA2500)
変な分離のない部屋でしたね。Aスタジオに比べてデッドな作りにしているんですよね?ベースアンプやドラムの後ろに貼ってある吸音材がちょうど低音の嫌な帯域を吸ってくれているので、キチンと音を整理できるような作りで、「工夫されているな」「頑張ったんだな」という印象を受けました。
Q,B1スタジオと同じベースアンプでしたがB2スタジオはいかがでしたか?(HARTKE HA2500)
ベースアンプは同じでしたが、B1スタジオはジャリジャリっとした印象、それに比べてB2スタジオは音が丸く落ち着いた印象でしたね。
Rizさんのスタジオの中で一番「掌握感」がありました。
この部屋には「即レコ24」というレコーディングシステムが入っているんですよね?この部屋は長時間演奏しても疲れにくい感じがしました、長時間のレコーディングをするのにはとても向いていると思います。
Q,B3スタジオはいかがでした?(GENZ BENZ STREAMLINER600)
あのアンプはすごいパワーヒッターという印象でした、包み込む感覚が違うというか、カリカリじゃなく、ちゃんと立ち上がるんですけどアンプのパワーだけで持って行っているわけでもなく…スピード感ですかね?ちゃんと使いこなせば色々なジャンルでも使えるし、ビギナーでも使いやすいとおもいます。
これだけハイスペックのアンプがこのサイズの部屋にあるというのは贅沢ですよね(笑)
Q,C1スタジオはいかがでしたか?(FENDER RUMBLE 350 Combo)
小さい部屋ですと音がゴチャゴチャして渋滞を起こすような、自分が何を演奏しているのかわからなくなるということがよくありますが、この部屋は小さいけどしっかり吸音をしているからか嫌な低音のまわりがなく音を把握しやすかったです。
Q.ありがとうございました。今沢さんはどのスタジオが一番好みでしたか?
風水上なのかわからないですが(笑)レコーディングシステムの入っている部屋(B2スタジオ)が一番落ち着きました、朝から普段着で来て一日中演奏していられるような居心地でした。
スタジオ全ての感想なのですが、コンセプトが「音を聴きやすくする」と一貫しているのがよく分かりました、ベテランで現場をよく把握している人の工夫が沢山あってなるほど、と思うこともたくさんありました。ハズレの部屋は1つもない良いスタジオですね。
Q,今沢さん今回は本当にありがとうございました。最後の今後の活動予定等を教えていだだいてもよろしいですか?
今は15枚目のアルバム「superlight」のツアー中です。
4月27日(土)にはエレクトリック・ベース・コンチェルト at: 札幌ちえりあホールでコンチェルトをします。次のCDもコンチェルトの予定で、来年はイタリア・インドのツアーも考えています。
今回は「BASS NINJA」今沢カゲロウさんにインタビューさせて頂きました。
今沢さんの詳しい今後の活動予定等は公式ホームページでご覧いただけます。http://www.quageroimazawa.com/
プロフィール
Quagero Imazawa / 今沢 カゲロウ
世界各地をベース1本で渡り歩く、エレクトリックベーシストであり、作曲家。
特殊6弦エレクトリックベースを駆使し、ベースの限界を打ち破る極限のテクニック、奇術的なスキルのエフェクトさばきが欧米各国で注目され、”BASSNINJA”の異名をとる。 ベルリン150万人のイヴェントと言われる”ラヴパレード”をはじめとする、ヨーロッパの様々な国際的音楽フェスティバルに出演。全14作のソロアルバムを引っさげ、年間200本以上にもおよぶ世界公演を現在も精力的に行っている。